猛暑はDNAを損傷させ、老化を早める
今年も記録的な猛暑が続いています。猛暑は夏バテの原因となるだけでなく、最新研究では、長期間の高温が体の細胞や組織、DNAにダメージを与え、「生物学的老化」を加速させる可能性が指摘されています。
ここでいう「生物学的老化」とは、実年齢とは別に体や細胞の劣化の進み具合を示すものです。老化が早まると、将来的に糖尿病や認知症、循環器系の疾患、がんなどのリスクが高まります。
猛暑が老化を早める仕組み:
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暑さは体に強いストレスを与え、体は熱を下げるためにフル稼働します。
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この過程で細胞に損傷が蓄積し、DNAの働きにも影響が出ます。
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DNAのスイッチが不適切に入ったり切れたりすると、体の修復や防御機能が低下し、老化が加速します。
米国の研究では、年間140日以上の酷暑にさらされた人は、少ない人に比べて最大で14ヶ月も体の老化が進んでいたことがわかっています。日本でも6月~10月まで暑い日が続き、この気候が体の老化に影響を与えるリスクが高くなっています。
暑さ対策や休養は、体を涼しく保つだけでなく、細胞やDNAを守り、体や美容面の老化を予防することにつながります。
夏バテ症状の改善例
毎年8月~9月は夏バテ症状の患者さんが増えます。近年は気温上昇により、症状の重症化が目立ちます。
【代表的な夏バテ症状】
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体がダルイ、疲れがとれない
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不眠、眠りが浅い
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頭痛、めまい、耳鳴り
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動悸、不整脈、息苦しさ
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肌のハリや艶の低下、髪のパサつき
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気分の落ち込み、やる気が出ない
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冷え、お腹の不調、生理痛や生理不順
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肩こり、腰痛、関節痛の悪化
これらの症状を放置すると、夏が終わっても改善せず、より重篤な病気に移行するリスクが高まります。
さらに、美容面にも影響が出ます。脳幹や内臓、細胞が疲労すると血流や栄養の巡りが悪くなり、肌のハリや艶の低下、くすみ、髪のパサつきや抜け毛、体型の崩れなどが起こりやすくなります。
夏バテが起きるメカニズム
夏バテの根本原因は大きく分けて2つです。
1. 脳幹の疲労による自律神経・ホルモンの乱れ
脳幹は体の「司令塔」のような存在で、自律神経とホルモンを通じて体全体をコントロールしています。
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自律神経は瞬時に指令を出し、体温調節、呼吸、心拍、消化、排泄などを調整します。
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ホルモンは長期的に体のバランスを保ち、エネルギー代謝や免疫機能などを整えます。
猛暑やストレス、エアコンによる冷えなどで脳幹が疲れると、自律神経/ホルモンのが乱れてれ、体のあちこちで不調や美容面のトラブルが現れます。
2. 内臓や細胞のダメージ
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心臓の疲労
体温を下げるために血液を大量に循環させる必要があり、猛暑下では心臓に大きな負担がかかります。血流が滞ると全身の不調や肌のくすみ、むくみなど美容面の影響も出ます。 -
腎臓の疲労
腎臓は温度変化に弱く、暑い屋外と冷えた屋内の繰り返しで働きが低下。老廃物排出が滞り、肌荒れやむくみ、疲れやすさにつながります。 -
細胞のダメージ
過度な暑さは細胞レベルで損傷を与え、DNAにも影響します。細胞の働きが落ちると、全身の機能低下だけでなく、美容面の老化サインも現れます。
世田谷整体院の全身総合調整法
当院では、夏バテや猛暑による体のダメージを回復させるため、体全体のネットワークにアプローチします。
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脳幹の疲労回復
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自律神経やホルモンの乱れを整える
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内臓の機能低下を改善
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ダメージを受けた細胞を活性化
患者さんの体を詳しくチェックし、疲労や機能低下が見られる部位を特定。全身の調整を行うことで自然治癒力が高まり、体の恒常性(ホメオターシス)が回復します。
その結果、夏バテ症状の改善だけでなく、肌や髪の艶などの美容面も同時に整え、体本来の健康と美しさを取り戻すことができます。