東京もいよいよ梅雨入りですが今年は5月から梅雨の走りのような気候が続いたために
5月の後半から気象病でのご利用がとても多くなっています。
気象病とは「気候の影響を受けて生じたる様々な痛みや不調を総称した呼び方です」
代表的な症状は
・頭痛、耳鳴り、めまい
・肩こり、首こり、腰痛、関節痛、古傷が痛む、リュウマチがひどくなる
・倦怠感、体がダルイ、むくみ、冷え
・胃腸の不調、便秘、下痢、頻尿
・喘息、息苦しい、胸が苦しい
などですが気象病のに影響をあたえる3大要因は下記です。
◆寒暖差
◆気圧の変化
◆湿度の変化
気象病についてはその原因がハッキリ分かっていなかったのですが
最近は気象病発症のメカニズムについて幾つかの有力な仮説が出てきています。
【気圧差が原因メカニズム】
耳の中に前庭と呼ばれる器官があります。この前庭が気圧を感じる機能を持っている事が最近判明しました。
前庭は気圧を感じるとその情報を脳に送ります。
情報を受け取った脳は自律神経を通じて身体全体に気圧に応じて最適な働きをするように指示を出します。
その際に自律神経の中の交感神経が優位になると
頭痛・肩こり・腰痛などの痛みや耳鳴り・めまい・胃腸の不調、等の不定愁訴が発生します。
反対に副交感神経が優位になると
倦怠感、ダルイ、眠い、むくみ、やる気が出ない、等の不調が出ます。
特に前庭の働きが過敏な人は上記の痛みや不調がでやすいようです。
【寒暖差・湿度差が原因のメカニズム】
人間は皮膚で温度や湿度を感じます
皮膚は脳の一部と言う研究者もいるぐらい凄く敏感なセンサーを持っていて
温度や湿度だけでなく色や音も感じる能力があるそうです。
そして感じた情報をタイムリーに脳に送っています。
情報を受け取った脳は環境変化に対応するために自律神経を通じて体全体に指示を出します。
その際の中心的な役割を果たすのは脳の中の「脳幹」と呼ばれる部位です。
脳幹は生物が生きるために最低限必要な働きをコントロールする中枢です
体温調整、血圧調整、呼吸、消化活動、排泄活動、代謝活動、等をコントロールしています。
梅雨時の寒暖差や湿度差が激しい時期は環境の変化に対して体が最適な働きを維持できるように
脳幹がフル活動して自律神経を通じて体に指示を出します。
この状況が続くと脳幹が疲労したり混乱してしまうそうです。
これが良く言われる「自律神経が乱れた」状態です。
その結果脳幹は体に対して正しい指示を出す事が出来なくなり様々な不調が誘発されるそうです。
皮膚のセンサーが過敏な方も気象病が発祥しやす傾向があるようです。
上記のように気象病の症状が発症するにはチャンとしたメカニズムが存在しています。
当院では気象病の改善にも力を入れていますが上記のメカニズムを理解した上での施術を行います。
施術方針についてく簡単に紹介しておきますと
【気象病改善の手順】
1、最初体を詳しくチェックして根本原因(前庭、脳幹、皮膚など)は何か?を探ってゆきます。
2、その上で、根本原因の部位を正常に戻す施術を行います。
3、さらに二次的に悪くなっている部位(自律神経、内臓、筋肉・筋膜、等)を調整します。
施術は問題部位の周囲や反射点(ツボのような場所)に軽く触れるとてもソフトな施術です。
施術中に気持ち良くなって寝てしまう患者さんも多いです。
このような施術を行う事で気象病の様々な症状も大幅に緩和が可能です。
◆梅雨時期に体調が悪く方
◆低気圧や台風が近づくと体調が悪くなる方
◆寒暖差や湿度の影響を受けやすい方
は一度当院を利用して見て下さい。
気象病改善のお役に立てるはずです。