4月は「肩こり・腰痛・座骨神経痛等がひどくなった」とおっしゃる患者さんや
ギクリ腰の患者さんが目立ちます。
最近の患者さんはネット等でよく勉強されている方が多いので
「骨盤の歪みが原因だと思います」と問診の際にお伝え頂く事が多々あります。
確かに骨盤の歪みは痛みを発生させる根本原因の一つです。
ただ痛みの根本原因は一つだけではありません。
骨盤以外にも
◆内臓の機能低下
◆自律神経の乱れ
◆食物アレルギー
なども痛みを誘発する根本原因となります。
4月に多いのは内臓の機能低下のケースです。
これは今年の激しい寒暖差が影響していると推測されます。
寒暖差が激しいと内臓が機能低下するには二つの理由が有ります。
一つ目は寒暖差が直接内臓の働きを低下させるケース。
特に寒暖差の影響を受けやすいのは腎臓、脾臓、大腸、子宮・卵巣、膀胱
等です。
これらの臓器は冷えに弱い臓器ですので急に気温が下がる事で機能が低下します。
二つ目は自律神経の乱れです。
今年のような激しい寒暖差が続くと自律神経が乱れます、
内臓は自律神経がコントロールしているので自律神経のバランスが
崩れる事で内臓の働きも悪くなります。
自律神経の影響を受けやすい臓器は胃、小腸、心臓、肝臓、副腎、膵臓、胆嚢、
等です。
内臓が機能低下を起こすと痛みが強くなるのは
内臓体性反射と呼ばれる生理現象のせいです。
内臓が疲れたり機能低下すると
内臓の周辺や内臓のツボに当たる部位の筋肉が強い緊張を起こします.
この緊張状態が数時間以上続くと脳が強い痛みを感じ始めます。
内臓によって筋肉が緊張する部位は異なります。
代表的な部位は下記です。
胃・心臓:左の首、肩甲骨、肩、腕
肝臓・胆嚢:右の首、肩甲骨、肩、腕、腰
小腸:腰全体
大腸:腰の下部、臀部、股関節周辺
子宮・卵巣:腰の下部、仙骨周辺、股関節周辺、臀部
このように内臓の機能低下によって発生した肩こりや腰痛は
いくら骨盤を矯正しても良くなりません。
よくするには本当の原因である内臓を回復させる必要があります。
当院では最初に体を詳しく検査して働きが悪くなっている内臓を見つけ出します。
その上で機能低下を起こしている内臓を元気にする施術を行ないマス。
内臓の機能低下が軽度の場合は1回の施術で痛みが大幅に軽減するケースが多いです。
機能低下が激しい場合でも3~5回の施術を実施すれば
ほとんどの方が痛みが大幅に軽減しています。
3月の末から痛みが強くなった方
骨盤矯正をしても痛みがよくならない方
寒暖差が激しい時期に痛みが強くなる方
は是非当院を利用して見て下さい。
改善のお役に立てるはずです。