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私のお気に入りの焚き火台です。
5月は例年通り五月病や不定愁訴の患者さんが多くなっています。
新年度の環境変化などによるメンタル面のストレスが原因のケースが目立ちます。
今日は施術とは少し離れた話題です。
私事ですが20年数年振りにキャンプを再開しました。
子供達が小さい頃は年に数十泊はファミリーキャンプをしていましたが、
子供が大きくなるにつれ、いつの間にか行く機会が無くなりました。
コロナ発生以降は新幹線・飛行機の移動や宿への宿泊は控えているのですが、
「車で移動して屋外で換気が良くて密状態もさけられるのはキャンプ」と言うことで
このGWを利用して本当に久しぶりに再開してみました。
キャンプでの楽しみはなんといっても焚き火です。
焚き火を見ていると癒やされると感じる方が多いと思います。
それには科学的な根拠があります。
皆さん「f/1揺らぎ」と言う言葉を聞いたことがあると思います。
正確に定義づけると難しくなるのですごく簡単に説明すると
「一定のようでいて、実は予測できない不規則なゆらぎ」それがf/1揺らぎです。
自然界にはf/1揺らぎがあふれています
例えば
波の音や動き、せせらぎの音、風がそよぐ音、雨音、樹木の下の木漏れ日、
さらには、私たちの心臓の音、ろうそくの炎のゆれ、などもf/1揺らぎです。
脳をとてもリラックスした状態であるアルファー波が発生している状態にしてくれるそうです。
脳からアルファー派が出ている時は
副交感神経が優位になったり、脳内ホルモンのドーパミンやセロトニンが分泌され
感情が落ち着く、幸せな気持ちになる、脈拍が下がる、血圧が下がる、
筋肉の緊張がとれる、内臓の働きが良くなる、免疫力がアップする・・・・
の身体全体がリラックスした状態になります。
焚き火のユラユラ揺れる炎やパチパチはぜる音もf/1揺らぎです。
よって焚き火をしていると自然と身体全体がリラックスした状態になります。
更に付け加えると
人類が火を利用し始めた痕跡があるのは100万年以上前だと言われています。
これは私達人類の直接の先祖であるホモサピエンスよりさらに古い世代の人類の頃から使われていたと言うことになります。
人類は火を利用する事で、暖房、照明、害獣よけ、煮炊き、焼き畑・・・・。
自分達の安全や生活の便利さを大きく向上させることが出来ました。
多分この100万年の期間に「火=とても頼りになるモノ、自分達を守ってくれるモノ」
として人類の遺伝子の中にも深く刻み込まれたのではないでしょうか。
前置きが長くなりましたが、
是非「焚き火」を楽しんで見て下さい。
自然界にはf/1揺らぎ溢れていますので自然の中に身を置くだけでその恩恵にあずかれます。
その中で焚き火をすればさらに効果が高くなり
日頃のストレスの影響で乱れてしまった自律神経やホルモンが改善され
心身ともにリラックス出来るはずです。
焚き火をする機会がとれない人はYOUTUBEにも焚き火の映像が沢山アップされていますので
視聴をお勧め致します。