昨日は、梅雨時に体調を崩す理由をご説明しましたが、
今は梅雨の期間を健康で過ごすための具体的な対策についてご説明してみたいと思います。
梅雨時に体調が悪くなる主な理由は下記です。
1、曇りや雨で日照時間が短くなりホルモンの分泌が乱れる。
2、気圧が低い日が多くて副交感神経が優位になり過ぎる。
3、寒暖差やエアコンで自律神経やホルモンが乱れる、内臓が弱る。
4、ダニ、カビが増えてアレルギーが起きる
このような環境の中でも、体調を維持するためには、
下記の内容を心がけてみて下さい。
1、少し早く起きて光を浴びる
梅雨時は気圧が低いのでリラックスモードの副交感神経が優位になりがちですが、
副交感神経が過剰に働くと、朝起きても体がだるかったり、
やる気が出ない状態になります。
よって、少し早く起きて、カーテンを全開にして日光を浴びて下さい。
曇っていて日光が無い時は、部屋の照明を強くして光を浴びて下さい。
そうする事で、交換神経が働き始め体がシャンとしたり、
やる気のスイッチが入ります。
2、気温変化5度=洋服1枚を目安に
梅雨時はとにかく寒暖差が激しくなります。
よって、重ね着でこまめに服を脱いだり着たりして、
体温調整をする事が必要です。
気温が5度下がれば、衣服が1枚余分に必要と言われています。
急な気温の変化から体を守るためには、
サッと羽織れる薄手のジャンパーやカーディガン、女性ならストールなど、
簡単に脱ぎ着できるアイテムを常に携帯しましょう。
3、エアコンを有効活用
梅雨時の室内温度と湿度の目安は、
室温26度前後、湿度は50%~60%と言われています。
この数値を目安に窓を開けたりして理想の数値に近づけましょう。
また、外気温が高くなる時はエアコンも有効活用して下さい。
その為には、温度計と湿度計はマストです。
持っていない方は熱中症の警報機能などついた物を購入しましょう。
4、エアコン、カーペット、冷蔵庫まで大掃除
しばらく使っていなかったエアコンを稼働させるときは、
内部で繁殖していたカビや雑菌が一気に噴き出してきます。
それを吸い込むのを避けるには、エアコン内を清掃し、
さらに窓を開けて換気をよくしてエアコンを数時間点け放しにし、
できるだけカビや雑菌を排出させてから使いましょう。
ダニの駆除には、梅雨前の晴れた日に畳やカーペットの掃除や日干しをしたり、
フローリングの板の隙間や部屋の隅の清掃を徹底しましょう。
ちなみに畳にカーペットを敷くとダニが繁殖する原因になるのでやめましょう。
また晴れた日には、布団を干し、その後に布団掃除機どででダニの死骸吸い取りましょう。
曇りが続く時は、ふとん乾燥機を使って下さい。
5、湿度対策を心がけましょう
湿度が高い日が続く時は、エアコンや除湿器を使って、
室内の湿気を出来るだけ下げるように心がけましょう。
理想は60%以下です。
押し入れ・クローゼットには除湿剤を使いましょう。
除湿器の有る方は時々は、クローゼットに除湿器を入れて除湿しましょう。
6、冷たい飲食を控えましょう
冷たくてさわやかな飲み物や食べ物をつい口にしがちですが、
冷たい物は胃腸やその他の内臓を弱らせる原因になります。
飲み物は出来るだけ常温に近い物を飲むようにしましょう。
冷蔵庫で冷えたものを飲む時は、
すこし時間をおいて温度が上がってから飲む、時間をかけて少しずつ飲む
等を心がけて下さい。
アイスクリーム等の冷たい食べ物も、出来るだけゆっくり食べて下さい。
早く食べた時はその後、温かい物を飲むと良いです。
7、笑顔をつくりましょう
笑顔が心身の健康に好影響を与えることが科学的にも証明されています。
興味深いのは、嬉しい、楽しいという感情を伴わなくても、
笑顔をつくるだけで脳の活性化が起こり、自律神経やホルモンの働きが良くなります。
コロナのニュース等で暗い話題が多い今こそ、意識的に笑顔をつくってみましょう。
作り笑いでも良いし、口角を上げるだけでも効果があります。
いよいよ、うっとうしい梅雨の時期が近づいてきましたが、
エアコンの掃除や室内のダニ・カビ対策は、
是非今の内にやってお方が良いかと思います。