今日も暑くなりそうです、
まだ体が暑さになれていな事やマスクを装着している事で
熱中症のリスクが高くなります、
こまめな水分補給や、室内の温度調整に気を付けて下さい。
今日は、花粉症の話をしてみたいと思います。
今年の春はスギやヒノキの花粉飛散量が例年と比べても少なかったので、
花粉症の症状が軽かった人が多いかと思います。
毎日花粉の飛散数をチェックしている病院のサイトでは、
5月5日時点でスギ・ヒノキ花粉は終息と告知されていますが、
今の時点でまだ花粉症の症状が有る方は、
(目がかゆい、水のような鼻水が出る、顔や皮膚がかゆい、クシャミが出る、胃腸の調子が悪い)
スギ、ヒノキ以外の花粉で花粉症が発生している可能性があります。
今の時期に花粉を飛ばしているのは主に下記です。
1、ブナ科の樹木(クヌギ、コナラ、ブナ、クリ等のドングリのなる木)
2、イネ科の草(カモガヤ、ハルガヤ、オオアワガエリ)
また、花粉症が起きている時には食べ物にも注意が必要です。
口腔アレルギー症候群(OAS)と言うアレルギーをご存知でしょうか。
【口腔アレルギー症候群(OAS)とは】
花粉症の患者さんの中で、果物や野菜を食べて、
口・のど・唇のかゆみやピリピリ感などのアレルギー症状を起こす人がいます。
これは花粉と食物に存在する共通のアレルゲンによる、食物アレルギーの一種です。
主な症状は食後15分以内に、
口の中、くちびる、ノド、のかゆみやピリピリ感、腫れ。
などの症状が生じます。それ以外にも、
ノドが痛い、口内炎、下痢・腹痛、鼻水、結膜充血、ジンマシン、湿疹、喘息、
などの様々な症状を起こすこともあります。
稀にアナフィラキシーショックを起こすケースも有ります。
花粉によって口腔アレルギーを起こす食物は違いますが代表的な食物は下記です。
1、クヌギ、コナラなどのドングリが成る木
ばら科の果物(リンゴ、モモ、ナシ、ビワ、サクランボ、イチゴ、アンズ、プラム 等)
メロン、スイカ、キュウリ、大豆、
マンゴー、アボガド、キゥイ、
ニンジン、セロリ、トマト、ジャガイモ、ゴボウ、山芋
ナッツ類(アーモンド、ヘーゼルナッツ、マカデミアナッツ、ピスタチオ、クルミ、等)
2、イネ科の草
メロン、スカイ、キュウリ、トマト、ジャガイモ、玉ねぎ、オレンジ、セロリ、キウイ、
米、小麦、
このようにアレルゲンの食品が沢山有って、どれに口腔アレルギーが出ているのか、
を断するのは難しいかと思いますが、
先ずは下記の食品を疑てみるのが良いと思います。
1、食べた後に口が痒くなったり舌がピリピリする、喉が痛くなる。
2、口腔アレルギーの症状が出始めた頃から良く食べている食品。
3、ほんの少しだけ舌にのせて、ピリピリとした刺激を感じる食品。
口腔アレルギーは花粉症と同じで完治させる薬はありませんが、
対策としては下記です。
1、食べない様にする
2、加熱してから食べる
加熱するとタンパク質が分解されるのでアレルギーが起きにくくなります。
3、花粉症の薬を飲む
今の時期になっても花粉症に似た症状が続いていたり、
口腔アレルギーの症状が出ている人は、
放置しておくと重症化する可能性もありますので、
耳鼻科やアレルギー科の病院でアレルギーチェックをしてもらうのが良いと思います。
コロナの問題がありますので、今は病院へ行きたくない方は、
来年の為にコロナが落ち着いてからの受診を検討して見て下さい。
参考までに、口腔アレルギーの事が詳しく書いてあるサイトを添付しておきます。
関心の有る方は読んでみて下さい。
腔アレルギーについて
※ブナ科のアレルゲン食品は「ハンノキ」と同一です。