今日も免疫についての情報です。
昨日に引き継続き、 宮坂昌之著 「免疫力を強くする」
の中から引用させて頂きます。
宮坂先生は免疫学の第一人者と呼ばれいる先生なのですが、
この著書の中に面白い内容がありました。
気持ちの持ちようで、免疫力に大きく差が出ると言う内容です。
アメリカ国立衛生統計センターが行った約1億8000万人に対する調査の結果を元に、
「強いストレスがありそれが健康に影響を与えている」と答えた人と、
「強いストレスがあっても健康にあまり影響を与えていない」
と答えた人との間でその後の死亡率を比べてみまたところ、
なんと前者の方が後者と比べて死亡リスクが40%以上高くなっていたそうです。
上記の調査結果から言えるのは、
「ストレスが健康に悪い」と思い過ぎることが、より健康に悪影響を与えている。
と言う事です。
また、良く知られている現象にプラセボ効果という現象があります。
プラセボとは薬のように見せた「にせ薬」の事です。
例えば、ある一定の人数に「これは睡眠薬だよ」と言って「にせの薬」を飲ませても、
約30%の人は「効果が有った」と答えるそうです。
これらの事例からも「人の思いは健康状態に大きく影響を与える」と考えられます。
当整体院でも、同じような施術をしていても、
「回復の早い方」と「回復の遅い方」がいらっしゃいます。
回復の早い方は「これだけ良くなった」と考える方が多いです。
反対に回復が遅い方は「まだここが悪い」と考える傾向があります。
その他にも、
健康にスゴク気を使って、食べ物にこだわったり、激しい運動をしている、
などのストイックな生活を行っている方は、
皮肉なことに総じて健康状態が悪い方が多いです。
また、施術をしても回復が遅い傾向があります。
反対に、
健康かんりには無頓着で
「好きな物をたべる」、「激しい運動をしていない」、「あまり規則正しい生活もしてない」
方のほうが健康状態がよかったり、早く回復するケースが多いです。
このような、事例から考えられるのは、
「あまり健康にこだわりすぎない方がかえって健康な状態を維持できる」のでは。
と言う事です。
特に、今のように、新型コロナの悪いニュースが毎日流れていると、
どうしても「健康に気をつけないといけない」と考えて健康管理が過剰になりがちですが。
あまり過剰に反応する事がかえって健康を害する事につながっている可能性もあります。
当然ながら、
感染防止に必要な基本的なことはチャンと実践しなければいけませんが
「チャンと防止策とってるからコロナなんかにはかからない」
位の気持ちで毎日を過ごされる方が結果的には免疫力を高める事につながるような気がしています。
自粛生活やコロナのニュースでどうしても
悲観的になったり、過剰に反応してしまう事も多いかと思いますが、
必要なのはやっぱり「正しく恐れる」です。
やる事をチャンとやったら後は「自分の免疫力」を信じて下さい。
それでは今日も元気に過ごしましょう。